小説の感想・レビューです。ネタバレあり。物凄く更新遅いです。ご了承ください。訪問ありがとうございます。
2017/051234567891011121314151617181920212223242526272829302017/07

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)
(2005/06/25)
森 絵都

商品詳細を見る


前書き
エリック・アルフレッド・レスリ・サティ「音楽界の異端児」と呼ばれた二十世紀前半の音楽家がいました。
ピアノの絹子先生と私はそのサティの曲の話でよく盛り上がります。「大音楽家の肖像と生涯」という本でサティの顔を初めて見たときは変わり者とは思えず、笑顔で大声でしゃべりかけてきそうなおじさんにしか見えなかったです。

先生はどんな理由かわからないですが、実際に「サティ」をフランスから連れてきました。
フランス人のそのおじさんはサティにとても似ていて、「サティおじさん」と呼ばれました。彼が来て以来、ピアノのレッスンの日が楽しくてしょうがなかったです。絹子先生とサティおじさんのつくりだす「ワルツ」は私も、友達の君絵も心躍る思いでした。

長く続けばいいと思っていました。
アーモンド入りのチョコレートがくるくる回るようにいつまでも。


ジャンル・タグ 
青春(学園)、ヒューマン、恋愛、重量感(小)、夏休みの友達の別荘、二人だけの音楽室、アットホームで騒がしいピアノレッスン、本「大音楽家の肖像と生涯」

評価  
良書

群ようこさん、梨木香歩さん、川上弘美さん、湯本香樹実さんの小説のようなほのぼのした小説が好きな人におすすめ。サクサク読めて、すぐ読み終えられます。読むときのストレスは少ないです。3編の短編集で、小中高学生が主役で登場する青春小説、あるいは学園小説です。恋愛要素は一つの物語だけ微量含んでいます。どこかやさしくて暖かめな内容となっています。きれいで軽快な青春小説の王道をゆく一冊。ビターチョコとはいかず、どこまでミルクチョコな小説。味わいは一つだけじゃ物足りない人は別なチョコを探しましょう。

感想ネタバレ↓
[森絵都 アーモンド入りチョコレートのワルツ]の続きを読む
スポンサーサイト
カラフル (文春文庫)カラフル (文春文庫)
(2007/09/04)
森 絵都

商品詳細を見る



前書き
死んだはずのぼくの魂が、見ず知らずの天使に行く手をさえぎられて、

「おめでとうございます、抽選に当たりました!」

と、もう一度生きることの権利を与えられたのです。
前世で罪を負ったぼくにとって幸か不幸か、ぼくの魂は天使に勝手に生き還されたのです。しかも、知らない意識不明の人間の身体に乗り移る羽目になりました。

生きる代償は、修行と称して乗り移った人間の人生をうまく軌道に乗せていくこと。


ジャンル・タグ 
ヒューマン・現代・重量感(小)・「自分」を見つめなおす自問自答・赤裸々な想い・岐路に立つ時・誰だってそうじゃない?

評価  
最高  

最近、いい本にあたるなって思います。この本もいいです。小説でありながら、教訓書。こどもの時は、あるいは大人になってからも他人に純情を夢に見るもの。しかし、それは、年を重ねるごとに急に裏切られたり、ゆっくり汚い部分が見えたりしてきます。そうやって、大人の階段をのぼっていくんだと思います。けれど、皆がみんなうまく思い描いてた純情が壊されるのを受け入れられるわけではないだなって。この小説では家族に対して思っている事、友達に対して思っている事を汚い部分も包み隠さず、コミカルかつ、赤裸々に語ってくれます。岐路の時、高校受験、大学受験などの自分が何をしたいかを考えるきっかけ・ヒントになるかもしれないです。季節は意外にも、寒い季節です。晩秋や冬に読むとムードが出るのかも。

感想ネタバレ↓
[森絵都 カラフル]の続きを読む
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。