小説の感想・レビューです。ネタバレあり。物凄く更新遅いです。ご了承ください。訪問ありがとうございます。
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ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)
(2006/04)
垣根 涼介

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ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)
(2006/04)
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前書き
知らないということは、それ自体罪なのだ。

皆がやっていることだからとか、自分で考えることもせず多数意見に流され自分の保身しか目に入らない。自分が良ければいい。日本の中南米移民政策に乗った日本人移民の生活の過酷さなど、見向きもせず、自分の権威とプライドを維持することに躍起になっているのだ。

想像力がないのだ。

相手の立場になって物事を考えることも、その姿勢もない。そのことに平気な顔をしている。そういう人間が国の方針を担う立場にかかわっていること。心の底ぞっとする。本当の罪人とはこういう意識のない人間をいうことをいうのだ。もちろん、お気楽にこの国で生きてきた国民も同類である。腰の据わらない貧乏臭い日本人。割り切ることをしらず、相手の目を気にして自分の行動を正当化しようとする。人が右を向けば自分も右を向くことしかできないのだ。

まず知るべきなのだ。そこから自分の小さい脳ミソで一生懸命考えてみることだ。


ジャンル・タグ 
社会派ヒューマン・1950年代から1960年代・重量感(大)・ブラジル日系移民問題・緑の地獄・4万人の悲しみ・復讐の女神メビウス・「アディオス、パパイ、ママイ」

評価  
最高  

私も貧乏臭い日本人です。何も知らずにここまで生きていました。こんな政策が1950年代にあったんですね。この小説を読み進めていくと、自分の人生の挫折、不幸というものが、全くもって贅沢に思えます。私の不幸など、不幸と呼ぶに相応しくもないと感じてしまいます。それほどに、ここに書かれている物語は不幸という意味でえぐく、悲しすぎるのです。しかも、これが、たった50年前の日本人が経験していたと思うと驚きです。長めの小説ですがストーリーとして躍動感もあり、私は飽きず読みきりました。面白いです。物語として完成度が高いです。だけどそこが問題じゃないです。この小説を読めば知ることができるです。私がこの小説を読んで大切だと思ったところは「知る」にあります。「知らない」じゃなくて「知ろう」と思うことです。なにかは得られるはずです。※官能的な表現が含まれています。

感想ネタバレ↓
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