小説の感想・レビューです。ネタバレあり。物凄く更新遅いです。ご了承ください。訪問ありがとうございます。
2000/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312001/03

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

忍びの国 (新潮文庫)忍びの国 (新潮文庫)
(2011/02/26)
和田 竜

商品詳細を見る


前書き
わしらには、卑怯、姑息などということは存在などせぬ。

他人を思いやることがどんなに愚かなことか。

目的のためなら他人を出し抜き、人を殺すことなど屁とも思わぬことだな。

他人の命を奪うことなど、大したことではなく、自分の命も然り。感傷を抱かぬ。

なぜだか、わかるか。
術をかける相手の心を読み解き、その心に漬け込むことで勝ちを得る。忍びの術の心得はそこにあるからじゃよ。
人の情に心動かされてしまっては、忍びの術が衰えるばかりだ。

わしらが戦をするのは、銭があるかないかに尽きる。そう、主が銭を出してくれるか、それは大事だ。



ジャンル・タグ 
戦記物の小説・重量感(中)・天正伊賀の乱・殺戮の天才・伊賀忍者の考え方と習性・百地三太夫という土豪・石川五右衛門という忍者・織田家の織田信雄

評価  
素敵 

時代小説ですが、文章が硬くなく、現代小説のようにスラスラ活字が入ってくる小説でした。かつ、随所に歴史文献を引用し、解説を入れながら、ストーリーを進めていくので、歴史背景に疎くてもすんなり受け入れられる親切設計な書き口です。北沢さんの小説に続き、和田さんの小説も万人向けするタイプの小説のほうです。時代小説なのに読みやすいという点と、展開の起伏が上げ下げがよくあり、飽きさせない点でおすすめな時代小説です。ただ、和田さんの小説は、落ち目な侍や、地味な武将、城主も、和田さんが描くとかっこよくなる、「登場人物補正」が強くかかっている気がします。


感想ネタバレ↓
[和田竜 忍びの国]の続きを読む
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。