小説の感想・レビューです。ネタバレあり。物凄く更新遅いです。ご了承ください。訪問ありがとうございます。
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夢の守り人 (新潮文庫)夢の守り人 (新潮文庫)
(2007/12)
上橋 菜穂子

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前書き
<第3章 新ヨゴ皇国>
今眠りにつけば、理想郷にたどり着く<夢>を見る。
<夢>を見ている時の私は身体とは離れて、魂だけが連動する。
よかった。ある旅芸人が起こしてくれた美しい歌によって、
<夢>、私の魂は、<花>の位置を察知することが出来た。

私は欲しかった理想が<花>にはある。
今、私は旅芸人の歌という<風>が漂わせる<花>の香りに、<花>という理想郷に対する激しい羨望感にかき立てられ、眠りについたのだ。幸せだ。<花>にいることは幸せだ。

しかし、<花>の管理者、<花番>から聞いたのだが、<花>が咲いている時間とは短いものなのだ。
<花>の種が実れば、<夢>、私の魂も散り、私は...
この世界から出たくない。目を覚ましたくない。


ジャンル・タグ 
ファンタジー・重量感(小)・中華モンゴルな皇国王朝・眠りを誘う美しい歌・不幸から生まれる「・・・だったら」・夢を糧にする花

評価   
素敵 

守り人シリーズ第3作目。上橋さんの諭すようなファンタジーが今回も私達を物語に引き込みます。前作2作に比べてしまうと少し見劣りしてしまうかもしれません。上橋さんの夢に対する哲学を見ます。物語は引き継ぎですが、一話完結だから「夢の守り人」からも読み解けます。ストーリーの季節は夏です。

感想ネタバレ↓
[上橋菜穂子 夢の守り人(「守り人」シリーズ③)]の続きを読む
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文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)
(1999/09/14)
京極 夏彦

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前書き
匣、箱、筥、はこ。

「箱」とは物を詰めるために存在する。
「箱」の中に何も入っていなければ存在価値などない。
「箱」の空間は物を満たすためにある。
「箱」に物を詰めて容器として使い始めて、初めて「箱」の機能が発揮される。

つまり、「箱」の中身が重要だ。

かといって、誰もが、「箱」の外見ばかりが気になる。
「箱」自体ばかりに目がいく。いくら「箱」にお菓子を詰めていようが、宝石を詰めていようが人は、「箱」の外見で「箱」の性質、機能を決めてつけ、「箱」のフタを開けようともしない。そこには、お菓子でも、宝石でもなく、ただの空の「箱」だったとしても。皆がいう「箱」の中身が大事とは嘘ばかりではある。

つまり、「箱」は「箱」の外側、「箱」自身に存在価値があったのだ。

魍魎の「箱」、つかみどころのない得体の知れない「箱」
この「箱」は中身を見るべきか、それとも外側を見るべきか、どこに目を向けるべきか検討がつかない。
悩ましい問題だ。


ジャンル・タグ 
ホラーチックな推理ミステリ・昭和初期・重量感(大)・バラバラにして箱に詰める・魍魎がもたらす衝動・霊能者御筥様・空箱の木場・箱箱箱箱箱が箱が、隅から隅までみっしりと。

評価  
素敵 

百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)の第2弾。ホラーチックです。ずっしり分量に重みのあるサイコロ本です。読み終わった時に「読んだなぁー」と読破する達成感を得られました。前作(夏)の続きで、設定では時期は秋頃のようです。いつもどおり、お馴染みのキャラクターが出てきます。

感想ネタバレ↓
[京極夏彦 魍魎の匣(百鬼夜行シリーズ②)]の続きを読む
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博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)
(2005/11/26)
小川 洋子

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前書き
私が80分しか記憶が持続しないとしても、数字という存在は決して忘れない。
私が素晴らしい数字の美しさを教えてあげよう。


ジャンル・タグ 
ほのぼのヒューマンな恋愛小説・現代・重量感(小)・80分という大切な時間・数字の美学・博士を愛した「私」

評価  
良書

なかなか新しい本を読む時間とれなくて最近読んだ本ではないですがご紹介します。博士の数式と母と息子のルートの愛情が結びつき、そこから新たな人間のあり方が描かれた作品。ゆったりした時間が流れ、やさしい気持ちになれます。数字と同様に3人の愛が美しいです。この小説を読み直すことがあったら更新すると思います。

感想ネタバレ↓
[小川洋子 博士の愛した数式 ]の続きを読む
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